わたしのばあい

心の風邪など存在しないの…心にあるのは傷と痛みと…ざわつく風

悲しく痛い七夕短冊

もうすぐ七夕なんだと気付いたのは、先日の通院日でした。
休憩スペースに数本の笹があり、色とりどりの華やかさでした。

「ああ~七夕かぁ…」

相変わらず、時間の感覚が鈍くて季節感さえ曖昧で嫌になります(ーー゛)
待ち時間が長くて疲れてたのでお茶を飲みながらなんとなく、笹に近づいて
何も考えず短冊に目をやると…

胸が、感情が、心が、ザクザクと切り裂かれたような
剣山が一斉に突き刺さるような、
そして、泣かない・泣けない私の目が一瞬にして何も見えなくなるような

そんな短冊から目が離れませんでした。

「娘を助けて」
「おうちに帰りたい」
「痛みだけでもなくして」
「もう1度、声がきけますように」

悲痛…なんて月並みな言葉では言い表せない
赤・ピンク・ブルー・水色・黄緑・うす紫…カラフルで綺麗な色の短冊に
ある祈りは丁寧に、ある願いは感情のままの文字が
涙とともに揺れていました。

あぁ…そうなんだよね、ここは病院
生と死がグルグルとまじりあって、絡み合って、引きあって
1秒1秒が尊いんだと実感する

あぁ…そういえば。3年前病院コンサートをした時
握手したおばあちゃん、一緒に歌ったお父さん、ハグしたその奥さん
今、どうしてるんだろう…
悲しいことは考えたくないけれど、その時交わした会話が想像させる

微笑ましい短冊もいくつかあったけれど、それはきっと
小児病棟の子供達や、通院してる子供達
お父さんやお母さん、家族のお見舞いに来た子供達が書いたんでしょう
幼稚園やスーパーやお祭りでみる短冊とは全く別物の笹と短冊

そんなわたしも、いつもどこかで【死】を感じているし
絶望した日々と傷あとが、そんな遠くない過去を思い出させる

鬱も、パニック障害も強迫障害も、PTSDも虐待も、子供の発達障害も。
私自身の虐待経験も、DVも、あれもこれも何もかも…

毎日毎日、目を覆いたくなり、怒りと憤りで震えるニュースに心乱れる
けれど、こうしてる今、外では雨が強く降り始め
九州では不安や恐怖の夜を過ごしてる人達がいるんだよね…

通院が長くなってしまって、益々鈍感になってしまってるんだなぁ…
歌の慰問やボランティアで様々な人と出会ってるのに
重い障害の方ともふれあってるのに
良くも悪くも慣れてしまったんだと、短冊が教えてくれた気がして。

そう。
毎日のように目にする、<人身事故で遅延中>にも驚かなくなってしまった
わたしが乗った電車が急ブレーキをかけたこと
衝撃で車両の電気が飛んでしまったこと
真っ暗な車内で缶詰状態の中、見知らぬ女性と手を握り合ってた事
今でも鮮明に覚えているのに・・・

愚かだな、わたし。
でも生きていかないと。生きてこそだからね