わたしのばあい

心の風邪など存在しないの…心にあるのは傷と痛みと…ざわつく風

逝ってしまった、あのこ

お盆休みも終わり、みなさん日常に戻った頃でしょうか?

私は、心に刺さって痛みが続いる事から抜け出せずにいて
体調も崩しまくりで、お盆とか連休とかどころではありませんでした。
・・・そもそも、帰る実家も、会いたい家族もないので
お盆も正月もありませんけどね。

もう少しで夏休み…というある日・・・若い命が空へ消えました。
生まれてまだ14年しかたってないのに、自ら選んだ旅立ちでした。

私はそのこを知りません。
知りませんが、全く関係ないわけではなく校区(学区)の子で
息子とは間接的ではありますが接点もあり
最後に選んだ場所は、私にとって思い入れのある場所でした。

とてもとても衝撃的で苦しい出来事でした。
本当の事はわからないけれど、噂話に疎い私ですら
近所のことなので、ざっくりとでも情報は入ってきました。
私の住むところは比較的、穏やかで静かなエリアなのに
その日を境に空気が変わっていき、異様な世界に迷い込んだようでした。

以前にも書きましたが、私は人の痛みなどに過剰共感してしまう脳を持ってます。
なので、顔もしらない【そのこ】、私の中で【あのこ】になり
・どんなに悩んだのだろう?
・何故。その選択をしたんだろう?
・前から思っていたのか?突発的だったのか?
・最後に観た朝の景色はどうみえたんだろう?
・誰の顔が浮かんだんだろう?
・本当にそうしたかったんだろうか?
もうきりがない程、頭に心に想いが押し寄せて
眠れなくなり、空が明るくなると「あの子は眠れたんだろうか?」
そんな思いと、どんな気持ちで朝を迎えたのか…と耐えられなくなり
嘔吐や下痢、激しい動悸に襲われました。

あのこの気持ちを思うと同時に
・親御さんはどんな日々を送っているんだろう?
・自分を責めてるんじゃないか?
などなど、親御さんの心情に胸が破裂しそうになります。

もう少しで夏休みだったのに。
家庭に何があったのか、なかったのか?
学校で何があって、どう過ごしてたのか?
私にはなにも分からないし、曖昧な真実もどきは聞きたくない。
けれど、夏休みが逃げ道や解決のきっかけになったかもしれないと思うと
悔しくて悲しくてやりきれないのです。

・・・。
今日は8月20日。
私にとって初めての子がお腹の中で急変した日です。
病院に行っても、楽観的な返答で家に帰され
私自身もこの先起きることなど思いもしなかった日。
その後、長い長い10日間を過ごし
         悲しい別れをする事になりました。
あれからもう22年になります。
今でもあの10日間と、手術の前と麻酔から覚めて見た病室の天井を
忘れたことはありません。

悲しい事件や事故が多く、胸が痛みます。
時には腹立たしさから、体が震え起き上がる事さえできなくなったりします。
命は尊いです。儚いです。かけがえのないものです。

希死念慮がある私が言うのは、とても矛盾してるでしょうが
言い換えれば、こんなものを抱えながら生きてきているので
多分…だけど。
命というものに人より深く重く強く感じ、考えてる感はあります。

お盆休みも終わりました。夏休みも残りわずかです。
今日も人身事故で電車が止まってました。
どうかどうか・・・。
日常になってしまわないように。
「またなの?もう~」なんて当たり前にならないように。

ただただ、願うことしかできない私だけれど。